Web会議用ブースは用途で選ぶ! オフィスに導入するメリットと選ぶポイント
コロナ禍の影響やテレワークの普及に伴って、Web会議を行う企業は増加の傾向にあります。
しかし、Web会議を行う際に会議室が空いていなかったり、オフィス内の雑音や周囲の視線が気になったりするケースも少なくありません。そのような場合におすすめなのが“Web会議用ブース”です。
本記事では、Web会議用ブースの種類や導入で得られるメリット、自社に適したWeb会議用ブースの選び方を紹介します。
目次[非表示]
- 1.Web会議用ブースを導入するメリット
- 1.1.①周囲を気にせずにWeb会議を行える
- 1.2.②集中ブースとしても活用できる
- 1.3.③少人数での会議スペースをつくれる
- 2.Web会議用ブースの種類
- 3.Web会議用ブースを選ぶ際のポイント
- 3.1.①目的に沿ったものを選ぶ
- 3.2.②防音性で選ぶ
- 3.3.③抗菌仕様のものを選ぶ
- 4.まとめ
Web会議用ブースを導入するメリット
Web会議用ブースを設置すれば、周囲の雑音や視線が気になりにくくなるため、快適にWeb会議を行うことができます。
ここでは、それぞれのメリットを詳しく解説します。
①周囲を気にせずにWeb会議を行える
Web会議用ブースでは、周囲の雑音や視線を気にせずにWeb会議やオンライン商談・ミーティングなどが行えます。
完全個室タイプのWeb会議用ブースは、周囲の雑音を軽減するとともに、自身の話し声も外に漏れにくくなるため、Web会議に集中できます。
高い遮音性を求めない場合でも、簡易的なブースやパーテーションを設置することで、周囲の視線を遮る効果が期待できます。
②集中ブースとしても活用できる
Web会議用ブースは、業務に集中するためのスペースとしても活用できます。
たとえば、Web会議用ブースで作業すれば、雑音が入りにくく集中しやすくなるため、生産性の向上も狙えます。
また、Web会議用ブースを使用することで「今は集中したい」という意思を周囲に示せます。
③少人数での会議スペースをつくれる
Web会議用ブースには、2~4人用のブースもあるため、少人数の会議を行う場所として使うことも可能です。
1on1ミーティングや、チームの会議・打ち合わせ、商談などを行う際にも活用できます。
Web会議用ブースの種類
Web会議用ブースは主に、クローズ型・セミクローズ型・オープン型の3種類があります。
ここでは、種類別の特徴とメリットを紹介します。
クローズ型
クローズ型は、天井と床、壁の6面が覆われた完全個室タイプで、“フルクローズ型”とも呼ばれています。
主に、機密事項に関するWeb会議や、重要な商談などへの使用に適しています。
また、照明や電源、USBポートなどがあるのが特徴です。
クローズ型のメリットは、下記をご覧ください。
▼クローズ型のメリット
- 遮音性・吸音性に優れている
- 換気機能があるため感染症対策の面でも安心できる
- オフィスにいながらプライベート空間を確保できる
なお、クローズ型は建築基準法や消防法では“居室”の扱いになります。
導入する際はスプリンクラーや自動消火装置の設置、また消防署への届出が必要となるケースも発生するため、建築基準法や消防法を満たしているかどうかを事前にメーカーへ確認することをおすすめします。
セミクローズ型
セミクローズ型は、天井が密閉されることなく、4面の壁に囲まれる半個室タイプです。
クローズ型と比較すると遮音性は劣りますが、周囲の音の影響を受けにくいという特徴があります。
主に、打ち合わせや簡単なミーティングを行う際に使用されます。
セミクローズ型のメリットは、下記をご覧ください。
▼セミクローズ型のメリット
- 周囲の音の影響を受けにくい
- クローズ型より設置のハードルが低め
- クローズ型より導入コストが抑えられる
また、天井が密閉されないセミクローズ型は、建築基準法や消防法では“家具”に該当します。フルクローズ型よりも消防法に抵触する可能性は低いと考えられますが、設置する際は、消防設備の設置や届出が必要かどうかを、メーカーや管理会社、自治体へ確認するのが望ましいです。
オープン型
オープン型は、三面が壁で囲まれている、コの字タイプのブースです。壁に向かって座るタイプや、壁を背にして座るタイプなどがあります。
オープン型のWeb会議用ブースは、外から声をかけやすいため、周囲と連携しながらも集中して業務を進めることが可能です。なお、打ち合わせや簡単なミーティングなどの場面でも使用されます。
オープン型のメリットは、以下のとおりです。
▼オープン型のメリット
- 簡単に設置できる
- 周囲の視界を遮り作業に集中できる
- 導入コストが抑えられる
また、集中力を保てる空間が確保できるため、通常のデスクワークのなかでも、特に集中したい場面に使う方法もおすすめです。
Web会議用ブースを選ぶ際のポイント
ここでは、自社に適したWeb会議用ブースを選ぶためのポイントを紹介します。
①目的に沿ったものを選ぶ
はじめに、なぜWeb会議用ブースを設置するのか目的を明確にして、その目的に沿ったものを選ぶことが大切です。Web会議用ブースは、種類ごとに特徴や使用状況の向き不向きも異なります。
たとえば、大事な商談や機密性の高い会議で使用する場合は、防音性に優れたクローズ型が適しています。
セミクローズ型も防音面に優れており、クローズ型よりコストを抑えたい場合におすすめです。また、オープン型は、個室感がありながらもほかの従業員が声をかけやすいため、コールセンターや簡単な打ち合わせなどに適しています。
②防音性で選ぶ
Web会議をスムーズに進めるためには、Web会議用ブースの防音性を重視して、製品を選ぶこともおすすめします。
Web会議用ブースは種類によって防音性能が異なるため、自社の求める防音性能のレベルを明確にする必要があります。
最も防音性能が高いものはクローズ型で、次いでセミクローズ型、オープン型になります。
自社に必要な防音性能が明確になったら、Web会議用ブースを設置する前に、実際に現物の防音性能を確認することが大切です。
③抗菌仕様のものを選ぶ
Web会議用ブースはさまざまな従業員が使用するため、抗菌仕様であることが望ましいです。
清掃・消毒をこまめにする必要はありますが、抗菌仕様のブースであれば従業員が安心して利用できると考えられます。
まとめ
この記事では、Web会議用ブースについて、以下の項目で紹介しました。
- Web会議用ブースを導入するメリット
- Web会議用ブースの種類
- Web会議用ブースを選ぶ際のポイント
Web会議用ブースには、クローズ型・セミクローズ型・オープン型があり、それぞれ防音性能をはじめとする特徴が異なります。
本記事で紹介したポイントを参考に、ぜひ自社に適したものを選んでみてください。
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